12ステッププログラムとアドラー心理学を対比させながら考えてみる

「100分de名著」という番組があり、それをyoutubeで見ることが出来ました。
とても興味深い内容でしたので、テキストの「人生の意味の心理学」(アドラー&岸見一郎著)も購入しました。
その内容を皆さんにご紹介します。

1.すべての人は対等な関係にある

アドラー心理学の出発点は「すべての人は対等の関係にある」ということです。
「一緒に仲良く暮らしたいのであれば、互いを対等の人格として扱わなければならない」とアドラーは述べています。

これを読んで「そうよ。本当にうちの主人は私を対等に扱ってないわ」と思うようなら、あなたは問題ありです(笑)。
なぜなら「主人は私を対等に扱ってくれない」と考えている時点で自分を相手よりも下に置いているからです。

そこからは「ではどうしたらよいのか?」という理解や行動は生まれてくるはずもなく、出てくるのは単なる泣き言や毒吐きでしかないでしょう。

著者の岸見一郎さんは自身の子育てに悩み、そこからアドラーに接するようになりました。
その結果、お子さんとの関係も劇的に良くなったそうです。

ある時、息子さんを心配してアレコレ言っていると、息子さんが一言「それは僕の問題であって、お父さんの問題ではないよね」と言われました。
その言葉に、岸見さんは絶句するやら、しかしその一方で息子さんが確かに内的な成長を遂げているのを確認でき、感謝したそうです。

https://m.youtube.com/watch?v=l-lHsJ4BpMM
(一回目の放送分が削除され再生できなくなっていました。そのため別の18秒程度の広告付きのものに差し替えました。なお、動画作成者とありのパパは何の関係もありません)

2.人生を変える「逆転の発想」

①不幸な経験が先にあるのではなく、どのような意味を与えるかという目的が先にある

著者は喫茶店でウェイターさんにコーヒーをこぼされて大声を出した客のことを書いています。
これを読んで、ありのパパは腑に落ちたことがありました。

それは原因があって結果として大声を出しているのではないということです。
そうではなく、大声を出したいから、出来事に意味づけを与えているのです。

もちろん大声を出す行為の背後には、もうこれ以上我慢して生きていくことは出来ないという思いと、脳の報酬系に快楽を求めることを強力に命じる回路ができてしまっているという事実はあります。

しかし、それにもかかわらずありのパパが怒りを爆発させていたのは、原因があって怒ったのではなく、怒りたかったので理由を探していたというのが本当のところであるという自覚が自分自身のうちにありました。

②選択のすべての責任は自分にある

「怒りの目的を知ることで、怒りに変わる方法が分かれば怒らなくなります」

これは誤りです(笑)。
怒りを常習的に爆発させている人が、怒っている本当の目的を知ったとしても、その人は怒りを爆発させることを止めることは出来ません。

もちろん、怒りを爆発させている頻度によって、単なる癇癪持ちなのか、それとも怒り依存症とでも呼ぶべき状態かを判断することが必要です。

そして、その人が怒り依存症のレベルにあるなら、アドラー心理学の処方箋(しょほうせん)は役に立たないでしょう。

しかし12ステップによる霊的目覚めを得て、回復の軌道に乗ったあとならば役に立ちます。

なぜなら性格上の欠点とそこからくる行動パターンを取り除く作業の際に、本当の動機を自らが知っていることは大きな力になるからです。

③決心するだけでは何も変わらない

12ステップのステップ3みたいことを言っています(笑)。
しかし、これはどんなカウンセリングであっても真実なのでしょう。
「まずは、無意識に身に付けてしまった自分のライフスタイルを意識化してみる(ステップ4,5に当たる)。その上で、それまでとはちがうライフスタイルを選び直すのです(ステップ6,7に当たる)」

3.自分を苦しめているものの正体

優越コンプレックスの正体は劣等コンプレックス

競争する相手は他者ではなく自分である

優越性の追求は競争ではない

今日一日だけ、一歩前へ

何のために成長しようとするのか?
それは他者を利するために。(利他的生き方)
他者を仲間だと意識することを共同体感覚という。

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4.対人関係を転換する

「あなたは世界の中心にいない」

甘やかされて育った子どもは、自分の願いが法律になる事を期待するように育てられる。

家庭で甘やかされて育ち、学校で賞罰教育を受けた子供は(不健全な)承認欲求の強い大人になります。

自己中心意識と承認欲求から脱却する三つの方法

①他者に関心を持つ「他の人の目で見、他の人の耳で聴き、他の人の心で感じる」

②他者は自分の期待を満たすために生きているのではないことを知る

③課題を分離することと、共同の課題にすることと

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5.「自分」と「他者」を勇気づける

①共同体感覚とは何か?

他者と結びついているという感覚

他者を仲間と見ている人は、その仲間である他者に貢献しようとします。
そして貢献感を持つことで自分に価値があると思えるようになります。
自分に価値があると思えば、さらに対人関係に入っていく勇気を持つことが出来ます。

生きる喜びや幸福は、他者との関係からしか得ることができません。
アドラーは以上のことを「自分自身の幸福と人類の幸福のためにもっとも貢献するのは共同体感覚である」と説明しています。

②貢献感をもつために必要なのは三つ

a.自己受容

ありのままの自分に価値があると認め、受け入れること。
そのためのテクニックは短所を長所として受け止めること。

「自分に価値があると思えるときだけ、対人関係の中に入っていく勇気を持てる」(アドラー)

b.他者貢献(感)

「自分に価値があると思えるのは、自分の行動が共同体に役に立っていると思えるときである」

c.他者信頼→無条件で誰かを信じること

自己受容と貢献感と他者信頼は循環する関係にあります。
https://m.youtube.com/watch?v=NeCJyLHRtxw

◎平安と祝福を祈っています。

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