(2020/07/29記事更新)この記事は人生途上で起きる問題に事前に対処するのは不可能なのを明らかにし、問題が起きた時に対処できるようにするには自分育てがカギであることを解説しています。
1.子育てに「事前に芽を摘む」ことは不可能
「子どもが問題行動を起こす前に、子どもをよく観察して、その芽を摘むことが大事です」などと言われます。
これは果たしてその通りでしょうか?
少なくない親御さんが「子どもが心配です」と仰います。
それで「どうしました?」とお伺いすると、「いや、問題は何もないのですが、これから起こすのではないかと心配です」と仰います。
はたして問題があるのはお子さんでしょうか?
それとも親御さんでしょうか?
答えは明らかであろうと思います。
カウンセリングという学問が始まって以来、問題行動を解決するための知恵が延々と積み重ねられてきました。
それで大体の問題行動は解決のためのプログラムが用意されています。
そのプログラムの中からもっとも妥当だと思われるものをカウンセラーはクライアントに提供します。
ではどうなるでしょうか?
すなわちお子さんが問題行動を起こすまでは、親御さんはご自分の「自分育て」に精を出すのが良いということです。
2.人生の途上で起きる困難・試練に事前に準備しておくことはできない
「何が起きても大丈夫なように準備しておくことが大切」と言われます。
これは言外(げんがい)に「悪いのは準備していなかったあなたである」と言っているようにも聞こえます。
確かにお金なら万が一の時のために貯めておくことが出来ますし、そうすべきです。
しかしお金以外のもので準備しておくことが可能なのは健康ぐらいなものではないでしょうか?
問題の真の核心は準備できなかったことではなく、試練や困難に遭遇したときに右往左往することにあります。
聖書は「あなたがたの会う試練で他の人が会わなかったような試練はない。他の人が経験済みのものばかりである」と言っています。
ですから問題の核心は試練や困難に出会ったときに、右往左往することなく、なるべく速やかに立ち直って問題解決に立ち向かうことです。
聖書も「神はあなたがたに試練をお与えになるが、それとともに解決の道をも備えていてくださる」と約束しています。
3.すみやかに問題を解決する方法
①問題解決のデータベースに当たる
先人たちが困難に遭遇したとき、どのように解決の道を歩んだかを知ることがもっとも大切です。
幸い、現代はインターネットの時代であり、データベースに簡単にアクセスすることが出来ます。
②問題はいつでも自分自身にある
問題の核心は準備できていたかどうかにではなく、困難に遭遇して速やかに試練に立ち向かうことが出来るかどうかにあります。
そのためには「自分育て」に励むことです。
自分育てとは自分自身をありのままに受け入れ、自分自身と親しくなることです。
多くの方は自分自身と親しいと錯覚しています。
しかし当の自分自身はとっくの昔に絶望して声を出すことを諦(あきら)めてしまっているということもあります。
それで試練に遭遇するとパニックになってしまいます。
自分自身と仲良くなっていれば決して茫然自失(ぼうぜんじしつ)になることはありません。
なぜなら危急存亡(ききゅうそんぼう)の時には自分自身が大胆に登場し、大活躍してくれるように人間は造られているからです。
普段の生活で自分自身と仲良くできていない人は何かあると右往左往してしまいがちです。
【まとめ】
私たちお互いは事前に準備すべきことと、そうでないものをよく見分けたいものです。
そして試練・困難に遭遇したときに速やかに立ち向かうことが出来るように自分育てに励みたいものです。
◎回復と平安と祝福を祈っています。

