神を信じていなくても全ての人の心の奥底に神は住んでおられる!

(2020/08/11記事更新)ある方から「神を信じない人にも『神は住んでおられる』とはどういうことか?」という質問をいただきました。
この記事は全ての人の心に神がおられることを明らかにし、キリスト教神学にも矛盾しないことを解説しています。

1.福音主義キリスト教の神学的理解

聖書を誤りのない神の言葉と信じる福音主義キリスト教の立場は明確です。

神学的理解で言えば、以下のようになります。

全ての人は堕落しており、神の恩寵(恵み)を受け取ることが出来ない。
しかし環境や地域や歴史などの要因によって堕落の程度は異なる。

神は全ての人に先行的恩寵(良心)を与えておられる。
だからこの先行的恩寵によって神を信じることが可能となる。

(この理解は福音主義のなかのウェスレアン・アルミニアンが採用する理解です)

2.ビックブックに「すべての人の心の奥底に神がおられる」と書かれている意味

AA(アルコホーリクス・アノニマス)の初めの百人はキリスト教福音派の運動であるオックスフォード運動に属していました。
ですから彼らがリベラル的な万人救済主義をもっていたとは考えられません。

では彼らはどのような意図(いと)でこれを述べたのでしょうか?

それはAAの共同創設者であるビル・ウィルソンの物語から読みとることが出来ます。

福音派教会は今も昔も信じるところを大胆に宣べ伝えます。
それゆえに人格への敬意と配慮を欠いてしまうことがあります。

ビル・ウィルソンもそのような被害者の一人であったようです。
そのため教会が教える神を受け入れることが出来ませんでした。
袋小路に入ったように見えた親友を導くため、ビルの友人(エビー・T)はこのように言いました。
「君が信じれる神なら、なんでもいいんだ」

この友人にとっては失言だったかもしれません。
しかしAAにとっては、この時が12ステッププログラムが宗教から解放され、霊的なプログラムになることができた瞬間でした。

3.信仰をもっていない人の心の内にも神はおられる

キリスト教神学は全ての人に先行的恩寵が与えられていると教えますが、それがまさにビッグブックに書かれてある「全ての人の心の奥底に住まわれている神」なのです。

①回復が進むにつれて私たちがもっている神概念もより高次のものになっていく必要がある

回復の道を歩み始めたときに私たちが持っていた神概念は「私を回復させてくださる神」というまことに自分に都合の良い神概念でした。
それがステップが進むにつれて「自分のためではなく、人々のために生きさせてください。どうぞそのためにあなたのご意志を示し、それを実践する力だけを求めます」と祈るようになります。

このような祈りを『繁栄の神学』の信奉者がするでしょうか?
イエスは「私の言ったことに言葉だけに賛成する人ではなく、私の教えたことを実行する人になりなさい」と言われなかったでしょうか。

②ありのパパの個人的体験から証します

a.キリスト教との出会い

ありのパパは子どもの頃から、神がおられることと、その神は私たちに関心をもっておられることを当然のこととして信じていました。

18歳で東京に出てきたときに目標にしたことは「東京にいる間に『神に出会う』体験をする」ことでした。
憐れみ深い神は、東京に出てきて一年以内に、神を信じて救われる体験を与えてくださいました。

この時に「問題は解決した」と確信しました。
しかし、そうではありませんでした。
すぐに罪の力は戻ってきて、ありのパパを悩ませました。

今度は、所属していた教会がホーリネス系の教会だったこともあり『キリスト者の完全』の境地を熱烈に求めました。

四年間求めた結果、ついに与えられました。
この時も「問題は解決した」と思いました。
しかし、そうではありませんでした。

ちょうどこの時期にカリスマ運動(リベラル派キリスト教会の中で起きた聖霊運動の呼び名)が我が国にもやってきました。
初台のカトリック教会で行われていたカリスマ集会を懐かしく思い出します。
また韓国のチョーヨンギ牧師が日本で大々的に宣教運動を始めたのもこのころです。

神学的な整合性に留意しつつ、これらの運動に参加しましたが、ありのパパは次第に聖書にあるキリスト信仰との乖離(かいり)を感じるようになりました。
そして聖書そのものを理解する営みをはじめました。

b.カウンセリングとの出会い

アメリカの教会では当たり前のように行われている牧会カウンセリングですが、我が国では「御言葉を単純に当てはめ、『大切なのは信仰と忍耐です』で終わってしまう」やり方が普通でした。
これは根本主義キリスト教会で行われているやり方であり、福音主義キリスト教が行うべきカウンセリングではありません。

そのような状況のなかで我が国の福音主義キリスト教会にも本格的なカウンセリングが入ってきました。
ありのパパも多くのことを教えられました。
たとえば自己受容などについてです。

しかし心理的問題を本当に解決することは出来ませんでした。

c.12ステッププログラムとの出会い

このプログラムに取り組むことによって、長年私を苦しめていた問題から解放されることが出来ました。

ついに問題の解決策を受け取ることが出来ました。
心のどこかでは「死ぬまでこのままでも良い。なぜなら死んだら天国なのだから」と考えていました。
しかしそうであるにもかかわらず生きている間に問題の解決策を手にすることが出来たことをどのように感謝して良いか分かりません。

【まとめ】
霊的な力をなくしたかに見えるキリスト教会にとって起死回生の手段が12ステッププログラムです。
このプログラムにキリスト者が取り組むことによって長い間解決しなかった問題が解決し、人格的な問題から回復することが可能です。

◎回復と平安と祝福を祈っています。

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