(2020/06/05記事更新)「自分の持っている問題を周囲に明らかにするべきか、こんな苦しみを与えた神をどのように信じれば良いのか」というご質問をいただきました。
どうぞ皆さんも「私ならこう答える」と考えながら読んでいただけると幸いです。
1.ご相談内容
初めまして。
私はアダルトチルドレンで発達障害の40手前の男です。
小学校4年頃からいじめられて、中2の頃から自分が周りと違うことを感じ始めました。
それから引きこもり、10年以上の非正規雇用から38歳で正社員になりましたが、今年になって自分が発達障害であることを知りました。
相談は障害とアダルトチルドレンであることをオープンにするべきか隠すべきかと、どうしたら神を信頼できるのかです。
死ぬまで鼻先にぶら下げたにんじんを追いかけさせるような奴にどういう信頼をよせればいいのでしょうか?
お願いします。
2.相談へのお答え
こんにちは、タコラさん。
ご相談をくださり、ありがとうございます。
タコラさんの真実さがこちらに伝わってくるようなご質問ですね。
このような真実なご質問に答えさせていただけることを光栄に思います。
①オープンにするかどうか?
a.待遇面
(発達障害の)障害手帳をもっておられるなら、会社によっては特別な配慮を受けることができます。
とくに外資系でその傾向が顕著です。
日本の企業ですと、法律に定められた基準を満たす以上の取り組みをしているところは少ないようです。
b.職場環境の面
もしタコラさんが現在のお勤めの職場において人間関係の問題や業務遂行上で困難を感じておられるなら、オープンにすることは意味があります。
ただし、それは会社にそのようなことに関する配慮が充分にあることが前提になります。
c.何を明らかにするのか?
発達障害であることを明らかにするかどうかが問題になります。
発達障害はれっきとした認められた病気です。
また国の対策もある程度はしっかりしたものです。
これに対してAC(アダルトチルドレン)はそうではありません。
②アダルトチルドレンは病気か?
a.アダルトチルドレンは疑似依存症
依存症の問題はふたつあります。
精神面での強迫観念と肉体面での渇望現象です。
アダルトチルドレンにも強迫観念と渇望現象があり、そのためACは疑似依存症(パラアルコホーリク)と呼ばれます。
正式に病気と認められるには社会生活上の著しい不具合が必要です。
ACは何とか社会生活をこなせているレベルに留まっている人がほとんどですので、この面でもACが病気と認められることは今後もないと思います。
b.アダルトチルドレンの概念は保健の分野から出てきたもの
アダルトチルドレンの概念は医療の分野ではなく保健の分野から出てきたものです。
そういうわけで精神科の医師が患者がACであることを考慮することはあっても、それ以上のことはないでしょう。
③神をどのように信じたら良いか?
a.タコラさんが信じれる神なら、なんでもいい
「このようなひどいことをする神を信じることなどできない」と人が言うとき、それは自分以外の誰かが信じている神を指している場合がほとんどです。
b.12ステップが教える神とは自分を超えた大きな力
問題の本質が「自分の無力」にあると分かれば、解決は自(おの)ずと明らかになります。
それは「(無力である)自分を超えた大きな力」です。
もし誰かが「私は神を信じることができない」と言うとき、ふたつの可能性があります。
ひとつは自分の無力を認めていないことです。
自分の無力を認めていないから、自分を超えた大きな力を信じる必要を感じないのです。
もうひとつは神を恨んでいる場合です。
しかし12ステップに取り組んでいくと、私たちは次のように理解するようになります。
「私たちは虐待する親のもとで育ったが、神はそこから回復するための12ステップをお与えくださった」
c.信じるとは自分を健康な心に戻してくれると信じること
どうぞ自分なりに信じる神に祈ってください。
「私はあなたを恨んでいますが、自分が回復するためには自分を超えた大きな力である自分なりに信じた神が必要です。あなたを本当に信じるかどうかは分かりません。それは私がしっかりと回復したあとにでも考えることにします」
どのような祈りであっても神は受け入れてくださいます。
「苦しみに出会ったことは私にとって幸いでした。なぜなら、そのことで私はあなたのおきてを学んだからです」(聖書)

◎回復と平安と祝福を祈っています。
