恨みは人生を台無しにする。棚卸し表を書くと解決策が理解できる!

棚卸し表を書く

(2020/02/17記事更新)多くの方が自助グループのミーティングに参加しますが、棚卸し作業をやる方は少数です。それで人生を台無しにする恨みをそのままにしています。この記事では棚卸し表を書く理由と書き方を詳しく解説しています。

        

1.なぜ棚卸し表を書くのか?

このブログを読んでいただくことはとてもありがたいことですが、もし皆さんがただ読むだけで棚卸し表を一度も書かないまま人生を終わるとしたら、それはとても残念なことです。

問題を持たない人は一人もおられません。
もし問題を持っていないという人がおられたら、それは自己を偽っているのに過ぎません。
ご自分の問題が何か明らかでなかったとしても、12ステップの棚卸しをすることによって問題の在りかが明確にされます。

たとえば怒りを頻繁に爆発させる人は心の中に恨みの感情があり、それを抑圧している人です。
またアルコール依存症の人がもっとも乱用する感情的な反応は恨みの感情であることをご存じでしょうか?

恨みの過度な使用とは恨みなどの過去の感情を繰り返し思い出して味わっているということです。
ある方は「そんな気持ちの悪いことをしていない」と思われるかもしれません。

しかし人間にはリピート機能というべきものが備わっています。
そして、このリピート機能は頼んでもいないのにほぼ全自動で「あんなことがあった。こんなことがあった。くやしい!」という感情を呼び起こしているのです。

        

3.恨みを棚卸しする

棚卸し表の書き方は一行ごとに(1列目・2列目・3列目・4列目)上から下に書いていきます。

1列目には恨んでいる人や組織・原理・習慣などを書きます。

これによって自分は恨みだらけだということに気づきます。
また自分がどれほど多くの時間を恨みに費やしてきたかが分かります。
これは言葉を換えて言うと、自分の心を他人に支配させているのであり、自分の人生を相手に差し出しているのと同じことです。

2列目には恨んでいる内容を書きます。

この行を完成させることによって、実は1列目にあげた人は重要ではなく、むしろ彼らがしたことが重要であったことに気づいていきます。

3列目は何が脅かされたかを書きます。

ほとんどの場合、自尊心・財布の中身・安全・野心・対人関係・性の関係が脅かされたと思う自己(自我)の部分に問題があることに気づくようになります。

4列目はどんな短所が恨みの原因になったのかを書きます。

恨みの正確な本質あるいは原因が見えてくると、自分の方が先に利己的な、不正直な、身勝手な、おびえた、配慮に欠けた性格にもとづいて行動を起こしていたことに気づくようになります。

        

4.恨みは私たちの人生を害する

・恨みは私たちを神から遮断します。
・恨みは私たちをstep3の決心から遮断します。
・恨みは本質的に偽りです。実は根拠がありません。
・恨みは私たちの心を悪い方に引っ張っていきます。
・恨みは他の人たちの存在が私たちの生活をコントロールすることを許してしまいます。
・恨みを抱えていたら幸せにはなれません。
・恨みがあると、私たちは神と他の人たちと自(おの)ずと対立する立場に立たされてしまいます。
・恨みは人生の浪費です。
・恨みは酒や他の薬を使う原因となります。

全ての人が棚卸し表をお書きになり、もう一人の人に見てもらう体験をなさりますように。

◎回復と平安と祝福を祈っています。

https://wp.me/PEPCG-3Y9

        

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